自分で手相を観るための基礎知識
自分で手相を観るにあたって、知っておくとより深く理解できるようなこと、誰かを観てあげるときに役に立つことについて解説します。
手相術とは?
にはあなたの中にある幸せの種(才能や可能性)とそれを開花させるためのロードマップが描かれ、それを読み解くのが手相術だと思っています。
手相で読み取れるものはあなた自身のこと。
・生き方や運命
・才能、適性
・気質、性格
・恋愛、結婚
・人間関係
・金運
・健康状態
・現在の運気
・過去の影響のあった出来事
・このまま進むと起こりえる未来の状況など
一方で手相が描くロードマップはよく変化します。
これは自分を理解することで新たな価値観を得てより良い選択が可能になり、それらが手相に反映されていくからです。
つまり、手相は価値観がかわったり気づくことによっていくらでも変化していくものです。ですから警告を示す相があったからと落ち込む必要は全くなく、事前にそうしたことを知ることができたとラッキーに捉え、改善を心がけることで、実際に大難を小難に、小難を無難に変え、そしてそれにともなって手相の警告相も消え去る、ということが鑑定の現場でもしばしば見受けられることなのです。
従って手相に現れる各相は決して宿命ではなく、あなたがもっと自らの人生にかかわり、幸せな人生を自ら展開していくことを誘うために示唆しているものと言えます。
左右それぞれの手に出る情報
手相を観る場合は、どちらの手もその人自身のものですので、両手を観ます。両手が全く同じという人はほとんどいません。その違いは制御する脳の違い(右手は左脳、左手は右脳)、利き手の違いといったことも影響するといわれています。
左手(右脳:感覚的・直観的・イメージ)
・情緒的な面、内面的な思考や感情の変化が先に出やすい
・潜在的な性質はわりと左手に多くあらわれる(生まれたときは右脳優先)
・本人がプライベートに捉えていることは左手に出やすい⇒素顔的
右手(左脳:論理的・分析的・言語)
・行動面、外部的な表現の変化が先に出やすい
・顕在的な性質はわりと右手に多くあらわれる
・本人が社会的・公的に捉えていることは右手に出やすい⇒化粧した顔的
西洋手相術の丘ー掌の中の宇宙エネルギー
西洋手相術では掌には指を通じて宇宙から得たエネルギーを貯める『丘』と、身体が地から得た地球の気のエネルギーを加えた全てのエネルギーが流れ込む『平原』があると考えます。手相の線の意味判定はがどこの位置から出発し、どこにむかうのかで、どういうエネルギーを持っている線なのかを判断します。このような紋様の判断を手相術の中では『キオマンシー』と呼びます。
地丘(冥府丘とも):精力・根気
冥府丘とも言われるようにここは死の世界。混沌の極み。無意識と意識をつなぐ場所。
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月丘:創造性
想像力と潜在意識のエリア。感受性と直感力、芸術的才能と創造力を観ます。月は太陽の光で輝くことから他人の力も示します。非日常の幸せ(旅)、親・家からの脱却エネルギー。
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金星丘:体力・精力
人生に対する熱意やバイタリティを観ます。健康や性的欲求、愛情、生きる喜びが現れます。パートナーはもちろん、両親祖父母といった家族の力も示します。
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第一火星丘:闘争心
『闘争心』や『攻撃性』よく言えば『勇気』を観ます。積極性や行動力を観ます。
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第二火星丘:忍耐力
圧力に対する抵抗力や忍耐力を示します。また高潔さ、道徳観念の高さもこのエリアを観ます。
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火星平原(方庭とも):精神的な打たれ強さ
全てのエネルギーが流れ込むエリアでもあり、本人の持つ能動的なエネルギーと受動的なエネルギーのバランスをとるエリア。
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木星丘:社会的向上心
指導力の有無や上昇志向(平たく言えば野心かな)の状態を示します。自身への希望と実現度もここに現れます。
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土星丘:自制心
自身の人生を生き抜く上での社会に対する責任感の強さが出ます。そして人生の課題がガツンと眠っているエリア。
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太陽丘:名誉・人気
太陽の名の通り自身が光を放つ自身の魅力を発現する力を示します。芸術面で出ることが多い。また魅力の評価として現代社会では金銭で表されることから金運もここで観ることがあります。
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水星丘:智慧・直感力
コミュニケーション能力ということで、饒舌さや交渉力。また商売には必須能力でもあることから、商才もここで観ます。
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主要な線(メジャーライン)
4つの主要線の位置と伸びていく方向を矢印で示しています。こちらもキオマンシーという鑑定術に使用される考え方です。
頭脳線
その人の知的傾向、生まれつきの性格、才能など、その人自身のことをよく表す線です。そのため、運の状態や未来推測ではこの頭脳線の良し悪しが大きくかかわります。東洋手相術では人紋と呼び、本人自身を表す線と言われています。
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生命線
人生のシナリオが刻まれている線です。人生の質、体力、情熱なども現れます。東洋手相術では『地紋』と呼び、母親を表す線とも言われています。家族や親といった見立てをすることもあります。
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感情線
情緒的反応が良く出るのが感情線です。心の奥にある感情と他人とのかかわりを描きます。愛情深さ、愛情表現、世間とのコミュニケーションの取り方等。東洋手相術では『天紋』と呼び、父親を表す線とも言われています。
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運命線
起点がどこであれ、中指に向かう線を運命線と呼びます。生命線に次いで人生における大きな出来事について刻まれている線です。人生を左右する運命の変革期もここに刻まれますが、あくまで本人がとらえる価値観を基準に変化を見せます。
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代表的な紋様
手には線以外にも、特徴的な紋様を示すことが多くあります。紋様によって持つ意味合いがある程度わかっているので、状況判断をするのに役立ちます。
アイランド・島紋
線が分岐して島を作っているように見えるものです。エネルギーがここで渦巻いている様子を表し、状況としたら停滞しているように思えます。状況によれば混乱があったり、スムーズに流れなかったり。一般には教ネガティブに捉えられがちですが、エネルギーを貯めて飛躍するような場合にもみられるので、出る場所、ほかの線との兼ね合いで、ポジティブな印とも考えられます。
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スクエア・四角紋
線が重なって四角形を形成しているものです。これは新しいエネルギーラインに接続する様子を示しており、災難を回避するという意味あいを持ちます。
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トライアングル・三角紋
小さい線が重なって単独で丘に三角形が形成されている場合は、その丘の持つエネルギーをつよめます。ですが、主要な線や線自体に意味を持つものに形成された場合は、その線のもつエネルギーを弱める働きをします。
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クロス・十字紋
2本の線が重なって十字になっているものです。形によって線を横切る障害線ともなりますし、突発的な出来事(たいていはショッキングな出来事)を示すことがほとんどです。出る場所、形によってはポジティブな意味をもつこともあります。
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スター・星紋
3本以上の線が重なって星になっているものです。エネルギーが幾重にも重なっているので、出る場所や形状によって意味が変わります。ネガティブな場所や、ひび割れるように見える場合はショッキングで破壊的な出来事と読めますし、エネルギーの集中と読める場合は、運の強化と読めます。吉凶両極端な紋です。
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